基礎医学を志す学生が減り、基礎系の教授たちは危機感を覚えているのだそうだ。
それでもって学生の臨床志向の主な原因は新臨床研修制度らしい。

出張講義に来てくださった札幌医大の先生がそう仰っていた。


学生には基礎研究に来て欲しいといって、日本人研究者の今までの業績を並べて説明なさっていたんだけれど、どこか的外れに思えた。

基礎研究に興味を持って欲しかったら何よりも第一に“学生を惹きつける魅力的な授業”を目指すべきじゃないかと思う。
基礎研究の重要性を幾ら喧伝したってさぁ、教科書をコピーしただけのプリント配るような授業をされたら、ねぇ。


(素晴らしい先生も勿論たくさんいるけど、)一部の基礎系の先生が時折見せる学生や臨床医を馬鹿にしたような態度はすごく嫌だし、2着目1000円のスーツ着てスリッパ姿で講義するような大人にもなりたくない。


新しい臨床研修制度はよく批判されているみたいだけれど、
自分の勤務先を自分で選ぶってのは、ごく当然の権利だと思う。


何が言いたいかというと今日の授業は退屈でした。